令和７年６月５日で、開院からちょうど１年になります。開院前は患者さんに来院していただけるかどうか不安もありましたが、カルテ番号をみると、この１年で約6300人の患者さんに来院していただいていました。多くの患者さんにたまえ耳鼻咽喉科を頼っていただきありがたく思います。
この１年間は初めてのことばかりで、スタッフとともに少しでも良いクリニックになるように試行錯誤してきました。一般外来の順番待ちシステムや発熱外来の予約方法を変えることで、開院当初よりも効率よく診療できるようになりました。補聴器外来も多くの患者さんに来ていただいて経験を積んだことに加え、試聴器の種類や数が大きく増えて、より充実した診療ができるようになりました。他にも聴力検査の精度を高めるなどいろいろな改善を加えており、1年前よりずっと良いクリニックになっていると思います。また、当院のスタッフはとても患者さんに親切で、スタッフのホスピタリティは当院の特色の一つです。
地域に認知されてきて患者さんも徐々に増えてきましたが、課題もでてきました。普段はそれほどでもないのですが、花粉症シーズンや普段でも時間帯によっては患者さんの待ち時間が長くなることがあります。患者さんひとりひとりを丁寧に診察しながらも、場合によっては少しでもてきぱきと診察して、待ち時間が長くならないようにする必要を感じています。取り組みは致しますが、お待たせしてしまう場合はご容赦ください。
課題は他にもありますが、私は来院していただく皆さんが当院に最も期待していることは、病気が治ること、今までわからなかった体調不良の原因がわかること、病気でないことに十分納得できて安心できること、のような診療の本質的なところだと思っています。そういった期待に応えていけるよう、開院一周年のこの機会に気持ちを新にして、診療の質をさらに高めていきたいと思います。
この１年で経験したことを生かして、次の１年でさらに患者さんに喜んでいただけるクリニックになれるよう、スタッフと一緒に頑張っていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。