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佐藤公治先生と私

[2024.05.31]

たまえ耳鼻咽喉科を開院するにあたり、まず初めに佐藤公治先生と私の関係についてお伝えしたいと思います。たまえ耳鼻咽喉科は、さとう耳鼻咽喉科クリニックの跡地に開院します。さとう耳鼻咽喉科クリニックの院長であった佐藤公治先生は、私の九州大学医学部耳鼻咽喉科学教室の6年先輩で、医師になりたての時に一緒に働いたこともあります。私は研修医として九州大学医学部附属病院耳鼻咽喉科に勤務したのですが、そこで佐藤先生と一緒に勤務しました。佐藤先生は当時医師7年目で研修医の私からすればかなりの先輩にあたりますが、九大病院のような大きな組織ではまだまだ若手でした。とてもおおらかな先生で、何を聞いてもやさしく教えていただけるので、何もわからない私は、佐藤先生に初歩的なことでもなんでもよく質問していました。その後は一緒に働く機会はなかったのですが、同じ教室の先輩なので、勉強会や同門会などでよくご一緒しました。ワインの話をするのが大好きな先生でした。宗像でご開業されたのちは、私が勤務していた浜の町病院にたくさんの患者さんをご紹介いただきましたので、退職直前の私の外来にも佐藤先生からご紹介いただいた患者さんがいらっしゃいました。とてもお世話になった先輩だったので、亡くなられた時はとても残念でした。この度の私の開業の際は、佐藤先生の奥様のご好意で、院内の医療機器や物品をすべて無償で譲っていただきました。佐藤先生の遺志を継いで、この地で地域の皆様に貢献していきたいと思っています。佐藤先生はとてもやさしい先生だったので、受診する皆様にもきっと優しく接していたのではないかと思います。私も佐藤先生に負けないような優しい診療を目指していきたいと思います。

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