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長引く咳について

[2025.10.31]
「風邪は治ったはずなのに、なぜか咳だけが長引いている……」。そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。 咳が2~3週間以上続く場合は、単なる風邪の残りの症状ではないかもしれません。今回は、耳鼻咽喉科の視点から、長引く咳の原因と適切な対処法についてお話しします。 まずは「咳」の期間をチェックしましょう。 咳の期間によって、考えられる原因は異なります。急性咳嗽(3週間未満の咳)は一般的に風邪やインフルエンザなど、ウイルスや細菌の感染症が原因です。自然に治ることが多いですが、副鼻腔炎などに移行して長引くこともあります。遷延性咳嗽(3週間~8週間未満の咳)は、感染後の咳嗽が長引いていたり、百日咳、マイコプラズマ、肺炎などの感染症の可能性もありますが、咳喘息、逆流性食道炎、後鼻漏、アトピー咳嗽などの非感染性の咳嗽の可能性が高くなります。慢性咳嗽(8週間以上続く咳)では、感染症の可能性がさらに低くなり、遷延性咳嗽以上に、咳喘息、逆流性食道炎、後鼻漏、アトピー咳嗽など非感染性の咳嗽の可能性が高くなります。遷延性咳嗽と慢性咳嗽においては、頻度は低くなりますが、肺癌や肺結核、間質性肺炎などの重篤な疾患にも注意が必要です。治療しても効果が出ない場合や血痰が出た場合は、呼吸器内科でレントゲン検査などを受けることをお勧めします。 いつ耳鼻咽喉科を受診すべきか? 風邪が治ったのに咳だけが長引いている場合、鼻水がのどに落ちる感じを伴う咳が出る場合、季節の変わり目や特定の環境で咳が出やすい場合、声枯れも伴う場合、咳止めを飲んでも咳が改善しない場合などには、耳鼻咽喉科を受診しましょう。 長引く咳は、原因を見極め、適切な治療を行うことが大切です。ご自身だけで判断せず、一度専門医にご相談ください。当院では、患者さんの症状を丁寧に診察し、適切な治療方針をご提案します。どうぞお気軽にご来院ください。
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